2015年から全日本少年サッカー大会が冬に開催されるため、各地で移行のための議論が活発になっています。
もちろん、私たちの地域でも同様の議論がなされています。
8人制に移行するのは仕方のないことだというのが大方の意見です。
しかし、リーグ戦による出場チーム決定には乗り越えなければならない壁があります。
例えば、グランドの確保です。
各市町において他競技と共用しながら使わざるを得ないグランドが多く、年間スケジュールに左右されます。
試合ができるグランドの確保は、学校の校庭も含めて綿密に計画されなければなりません。
また、リーグ創設による子どもたちの移動の問題があります。
基本的には、交通費もかかるので選手を車で送迎することが多いのが現状です。
会場が遠くなると、その分だけ保護者の負担も子どもたちの精神的な負担も大きなものになります。
ちょっとした遠征になるだけに、とても大変なことになるかと思われます。
また、リーグ戦の長期化によって出場機会が減る選手が出てきてしまうという懸念もあります。
より多くの子どもたちにサッカーを体験させたい現場しては、いちばん避けたいプレー機会の減少です。
Players Firstというならば、お仕着せの理念ではなく、現場目線の施策が必要でしょう。
私のような立場は、育成と普及の両面をしっかりと観て判断する必要がありそうですが…