「子どもたち一人ひとりの個性を大切にしましょう。」
学校で頻繁に耳にした言葉ですが、ホントに大切にできていたのでしょうか。
たいして大切にできていなかったり、大切にしていたつもりになっていたかも。
原則7を読んで、そんなことを考えてしまいました。
7.
わたしたちはみな、それぞれの人の固有の性質(アイデンティティ)を伸ばすための場や、そのための刺激が与えられるような社会をつくっていかなくてはなりません。
「イエナプラン20の原則」(イエナプラン教育協会HPより)
「わたしたちはみな」というのが心に響きます。
子どもたちだけじゃなくて大人もですから「人類みんな」です。
「それぞれの人の固有の性質(アイデンティティ)を伸ばすための場」
固有の性質というのは個性? アイデンティティとイコール?
少々、解釈に戸惑いますが「個の力を伸ばす場」と考えてみます。
「そのための刺激が与えられるような社会」
それぞれが違う個性をもった人たちが、自分らしく生きるために刺激がある。
「こういうもんだよ!」じゃなく「そういうのもいいよね!」
というような感覚をもって生きられる社会でしょうか。
多様性のある人たちが、多様性のある社会で生きていけるような感じですね。
あれこれと考えています。
2.
どの人も自分らしく成長していく権利を持っています。自分らしく成長する、というのは、次のようなことを前提にしています。つまり、誰からも影響を受けずに独立していること、自分自身で自分の頭を使ってものごとについて判断する気持ちを持てること、創造的な態度、人と人との関係について正しいものを求めようとする姿勢です。自分らしく成長して行く権利は、人種や国籍、性別、(同性愛であるとか異性愛であるなどの)その人が持っている性的な傾向、生れついた社会的な背景、宗教や信条、または、何らかの障害を持っているかどうかなどによって絶対に左右されるものであってはなりません。
「イエナプラン20の原則」(イエナプラン教育協会HPより)
誰かと競争したり比較したりする必要なんてなく「自分は自分」と思える社会。
そして「あなたはあなた」と承認し合える関係性も重要だと思います。
その上で「もっとこうするといいかもね。」なんてことを伝え合って成長していく。
そんな社会であってほしいものです。
まずは、自分から頑張ってみよう。
学びは続く…