新学期がスタートして何かと慌ただしい学校。
教室でも教科書、ドリル、プリント類が怒濤のように配られます。
「はい!次はこれ!」
「全部あるかなー?」
「くわまーん!これないよー!」
「だれか絶対に持っているから探してみてね!」
「あー!2冊あったー(笑)」
なんてことが繰り返されながら、全てのものが子どもたちの手に。
一つひとつ確認するのは本当に骨が折れます。
そして、この時期は子どもたち同士の関係性づくりも重要です。
もちろん、簡単にはいきません。
あっちへウロウロ、こっちへウロウロしながら…
年間を通じて、とてもゆっくりと関係性は築かれていくものです。
ということで…
ボクはいきなりプリントを配ったり、学びをスタートさせたりはしません。
まずは遊びからスタート
今日は1立方センチメートルのキューブを使いました。
「あー!くわまん、またやってるのか(笑)」
という教え子の皆さんにはお馴染みの遊び。
ルールはたったひとつ
それぞれのアイデアを大切にすること
1チーム3〜4人
20個のキューブを順番において積み上げる
プレー時間は7分
伝えることはこれだけです。
子どもたちはあれこれアイデアを出しながら順番にキューブを置いていきます。
「どうやったら高く積めるのか」「形はどうするのか」「どんな順番で積むのか」
などを話しあって進めています。
20個を積み上げるのはなかなか難しい。
15個を超えるとバラバラに。
「やばい!やばい!たおれるー」
「ちょっと笑わせないでよ」
「あー!ほらやっぱりー(爆)」
平和な光景です。
「はい!それじゃあ次の作業へいこうか!」
その後の動きがスムーズなのは言うまでもありません。
「遊び」は偉大ですね。