サークルベンチのある教室で5年生たちが学んでいます。
立ち歩き自由…
黒板で担任が説明している姿はありません。
授業してんの?
サボってんじゃね?
大丈夫、この先生?
あっ!それは私です(笑)
「ここは8時間でやってみようか」と呑気な担任。
子どもたちは、自分で立てた計画をノートに書いてからスタートします。
算数が得意な子は、どんどん学習を進めていきます。
やがて…
「ねぇ…これどういう意味?」
「わかんない…」
「教えて…」
なんて声が聞こえてきます。
担任は、またしても
「どうやって解くんだろうねぇ」
とかはぐらかしてしまう。
完全にひどい人ですね(笑)
気がついたら子どもたちの中に先生が現れます。
「これってさ…こういうことだよ」
「え?わからない?」
「うーんとね…だからさ、こうするじゃん!」
「ああ、そういうことか。ありがとう!」
そんな会話が聞こえてきます。
担任は、よくこんなことを口にします。
「学びには3段階あるんだよ。」
わかる→できる→説明できる
「得意だと思っている人はさ、説明できる人になってね。」
「苦手だと思っている人は、まずはわかる段階まで行こうね」
「でさ…できるようになるために説明してもらえる人に応援してもらおう」
そんな日常がサークルベンチのある教室で繰り広げられています。
明日は、どんなドラマがあるだろう?
楽しみですね。
みんなで学ぶのって楽しいよ!
以上、「立ち歩き自由の授業って何だよ」のお話でした。