今年は暖冬と言われていますが、やっぱり朝晩は寒いです。
標高895メートルの信州は今日も氷点下でしたし…
長野県北部は雪だったらしいけれど、やっぱり佐久穂町は晴れでした。
ちょっと嬉しくなったのはオオイヌノフグリが咲いていたこと。
春が来ますね。
小さな花を見ながら考えました。
「あるがままでいいじゃないか。」
どうして、人ってのは肩に力を入れて威厳を見せつけようとかしちゃうんだろう?
どんな武器を持とうが、どんな地位にいようが、そんなことはどうでもいいじゃない。
「桑原さん、権威は人のために使うんだよ!」
と研修指導主事となった初日に言ってくれたのはボクの尊敬する当時の教育長。
「人と人の繋がりも、その先にいる人たちを繫ぐためにあると考えると世界が広がるよ。」
「結局はさ、地位とか名声とかじゃなくてどんな人かが大切なんだよ。」
「子どもたちも、大人もそこをよく見ているよね。」
なんてこと事あるごとに言われたものです。
先生として接するうちは子どもたちは心なんて開きません。
その先生の個性が見えた時に初めて子どもたちとの信頼関係が生まれる。
どんなに良い言葉を並べても本心は顔に出ています。
それホントに気をつけないといけません。
これは、大人同士での世界でも同じなので気をつけないといけません。
「信頼して任せる。」
それを本気でやらないと人は育ちません。
「もしも裏切られたどうする?」
なんて人もいます。
もちろん、そんなこともあるでしょう。
でも、裏切られても信頼し続けていたら人は変わるもんです。
それは、教室の子どもたちが証明してくれましたからね。
どんなことがあっても、相手を受け入れて信頼し続けることが大切です。
「あるがままでいいじゃないか。」
そんな気持ちで自分らしさを出していけたらいいなって思います。
さらに、他者をポジティブに受けいける努力ができたらいいよね。