「シュートが劇的に入るようになる、ウソみたいな魔法」
何だか凄いタイトルです。
書いてくれたのはキッズのスペシャリスト、てっちゃんコーチです。
というわけで、本日はリレー記事を掲載!
先日、シュート練習をしているのを横から見ていました。
ほとんどのシュートが、GK正面に飛んでいくか、ゴールの枠を外れていく。入る予感さえしない。。。
よくある光景ですよね。
どこを狙ってシュートを打っているのか分からない。
「おいおい!GKにパスしてんのかい?」っていう感じになってしまうことさえある。
そこで、ふと桑原先生から教えてもらったことを思い出しました。
「シュート練習の際に、ゴールを決めてガッツポーズをして喜んでいる所までをイメージしてからやるとガンガン入るよ!」
5月の連休明けに飲みながら、そんな話をしたことを思い出してくれたそうです。
嬉しいですねえ。
これが見事にハマって効果抜群だったとか…
「やってみたら、めっちゃ入るんですよ!全然ちがう!」
てっちゃんコーチから嬉しいフィードバックをいただきました。
何か仕掛けはあるのでしょうか?
ボクにも正直よくわかりませんが、概ねてっちゃんコーチと認識は同じです。
1.人間の脳は、イメージしたことを具現化する。
これは、いろんなところで言われていることです。
フリーキックの時って、ボールの軌道をイメージしますよね。
ほぼピンポイントでゴールの中にターゲットを決める。
そこにシュートを打つには、壁を越えなければならい。
じゃあ、壁を越えるためにはどこを狙えばいいのか決める。
後は、蹴るだけ。
コーナーキックやペナルティーキックも同じですね。
ところが、動きながらのシュートはイメージがしにくいものです。
そこで、オススメはゴールシーンの動画を見まくること。
今だったらゴール集はネットでどこにでもあるでしょうから探してみましょう。
見るときのポイントも忘れずに。
どこからペナルティエリアに侵入して、ゴールのどこを狙っているのか。
キッズだってポイントはちゃんとつかむことができるはずです。
2.脳は、「快」を求める。
ボクはよく「機能と情緒はワンセットだよ。」と言います。
「やってみた(機能)」+「どんな気分(情緒)」は、いつだってセットになっています。
「ご飯を食べた。」+「あー!美味しい!」
「よく寝た。」+「おー!気持ちいい!」
「課題、終わった。」+「おー!頑張ったぜ!やるじゃん俺!」
みたいなことってありますよね。
ところが、機能ばかりが注目されておしまいなんてことがあるのです。
「できたか?」「できなかったか?」で止まってしまう。
「なんでシュート外すんだ?」なんて言いながら、どうのうこうのとレクチャー(汗)
修正主義なので子どもたちも伸び伸びとシュートできない。
結果として合わせることばかり考えてゴールは決まらない。
そんなことを繰り返すばかりでは上達しません。
「ゴールを決める」+「最高に嬉しい!」ということをワンセットでどうぞ!
ワールドカップのゴール集でも見まくってみるといいです。
ガッツポーズして走り回る、もみくちゃになって祝福されるシーンに自分を重ねる。
年がバレますがオッサンのボクが小学生時代に好きだったのはコレ!
アルゼンチンのマリオ・ケンペスのゴールを見てからは、ずっと彼になりきる当時のボク。
「お前のパフォーマンスは大げさだな(笑)」とコーチに言われていましたがお構いなし。
だって…
ケンペスみたいに喜びたいんだからいいのです。
結果として6年生時には104得点とゴールを量産して、両手を広げて走り回る(笑)
どんな分野においても行動と感情を結びつけることって大切だと思うのです。
ゴールを決めたり、ドリブルで相手を抜いたりした子には尋ねてみてください。
「今、どんな気分?」
ポジティブな感情が、どんどんインプットされてプレーは劇的に変わるはずです。
これってサッカーだけじゃないですよね。
仕事だって恋愛だって同じじゃありませんか?
全てはゴールを決めたあとの歓喜のために!
Enjoy Football.