今日は学期の最終日。
通知表を持って帰ってくる子どもたちが多いのではないのでしょうか。
クリスマスや正月を前にして、成績に一喜一憂している子もいますよね。
そして、保護者の皆さんも気になって仕方ない人もいると思います。
でも、あんまり気にしないでほしいなあと思うのです。
さて…
ある日、命を授かって一人の子どもが生まれてきます。
みんなが幸せを感じられる世の中だったらいいのだけれど…
そうもいかないのが現実。
学校へ通う子どもたちだって様々な環境の中にいるはずです。
生まれ持った才能の違いはあるけれど、優劣ではかれるものではありません。
それぞれの子どもたちには個性があります。
そんな子どもたちをボクら大人は一括りにしてしまう。
「もう1年生なんだから、これくらいできないといけないよ!」
こんな感じで…
ボクらは、ついつい同じものを提供して「できる」「できない」で評価してしまう。
「できない」と決めたら厳しく接して、挙げ句の果てには無視なんてことも。
とても悲しいことですよね。
そうこうしているうちに、子どもたちは受動的になっていきます。
「どうせ、ボクはこれくらいのもんだよ。」と…
そんな彼らが、そのまま大人に向かっていくと何が起こるのか?
なんだか分からないままに、世の中の一般的な流れに乗っかっていくだけになる。
特に何も考えるわけでもなく、ただただ流されていく。
自分で考えて行動すること力を奪われて大人になれば当然の帰結です。
「何でこんなに息苦しい生活なのか?」
なんて嘆いた頃には、時すでに遅しかもしれません。
主体的に動く力を子どもの頃から奪われているのですから…
じゃあ、どうすればいいのか?
ボクら大人が子どもたち一人ひとりの個性を認めること。
そして、その個性を生かしながら成長していく環境を整えていくこと。
そんなことが大切なのだとボクは信じています。
自分で行き先を決められる大人になってほしいですから…