「好奇心」を育む夏休みにするために。

好奇心

好奇心

「好奇心」という言葉に引っかかったので、思い出して引っ張り出した写真。

画像データを見ると夏休み明けの1時間目に撮影されている。

朝のサークルで何か話したのだろうか?

まあ、それは置いといて(笑)

好奇心
珍しいことや未知のことなどに興味をもつ心。

「これなに?」

小さな子が、やたらと発する言葉。

何かを見つけると「これなに?」

「あー!これはね○○だねえ。」って答えると次の場所へ。

「これなに?」「あー!これは○○だねぇ。」の繰り返し。

3人のサッカーボーイズ(息子)たちも口にしてた「これなに?」

すぐに答えを教えちゃう段階もあれば、いい意味ではぐらかす段階もあります。

「これなに?」「んー?なんだろうね?なんだと思う?」という具合に。

そうやって対話が広がっていくのは楽しいものです。

どうなってるの?

目の前にあるものを見ながら、子どもたちは対象物に触れる。

ボタンがあれば押したり、ひっぱり…

どちらかといえばラジオ党の我が家にはミニコンポが置かれています。

スピーカーから何か聞こえるので耳を近づけていく。

そのうち、見よう見まねでパネルを操作し始める。

電源ボタンを押してしまったり、ラジオからCDへ切り替わったりして音が消える。

「ありー?聞こえない!」なんて涙することもありました。

「ここ、押しちゃうからでしょー!」

と言いながら、操作方法を少しずつ覚えていく姿を見るのも楽しいものです。

どうなるの?

ラジオをつけたり消したりすることができるようになりました。

ところが、子どもってのはここで終わらない。

いろんなボタンを押したりダイヤルを回したり…

「あんまりやると壊れちゃうぞ!」

と笑いながらも自由にいじらせてみます。

ボタンを優しく触るだけならいいのだけれど、思いっきり押したり引っ張ったり…

「本当に壊れるんじゃないか?」とドキドキもするのですが、そこは我慢。

最初は適当に押しているようですが、だんだんボタンの意味を理解してきます。

意味もなくCDの取り出しボタンを押しては出し入れしているとか…

ミニコンポのパネルを前に、あれこれと考える子どもの姿を見るのも楽しいものです。

どうやれば?

ある日のこと…

いつものようにパネルをいじっていたら、それはそれはビックリするくらいの大音量に。

小さなボーイズ2号はミニコンポの前にうずくまり泣いています。

爆弾が破裂したかのような大きな音ですから、そりゃあそうです。

「おいおい!」とボクは笑いながらボリュームつまみを左へ戻す。

予期せぬ事態に驚いた彼ですが、構造を理解したのか再びいじり始めます。

ボリュームつまみを右へ左とぐりんぐりん回す。

音が大きくなったり、小さくなったり…

「こらこら!やめなさい!」と言っても「どうよ!これ!」って満面の笑みで続けている。

そんな姿も本当に面白いもんです。

自由に触らせて「探究心」へ繋ぎたい。

ついつい、ボクら大人は答えをすぐに与えがちです。

「これは、こうやって使うんだよ。分かった?」

「そんなことしたら、こうなっちゃうでしょ。だからやっちゃだめ。わかった?」

なんて具合に伝えてしまうのです。

すると子どもたちは、それ以上のことはやりません。

そもそも、どうやって音が鳴るのかなんて興味も湧かない。

スピーカーやアンプ、チューナーの内部がどうなっているのかを知りたい。

少し大きくなってドライバーで分解でも始めようものなら万々歳!

ちなみにボクは、ラジオを分解するのは大好きでした。(笑)

「こんなことしてみたいなあ。」

ってことを大切にすることが「知的好奇心」をそそり「探究心」へと繋がっていく。

子どもは誰もが研究家、いろんなものに触れて自由にいじくり回して欲しいなあ。

いい夏休みになりますように!

桑原 昌之

スポーツ、教育、暮らし&まちづくりなど自由気ままに。
教育研究家・秦野市議会議員
✨️Challenge Respect Smile✨️
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