サッカーの基本的なことを学ぶ1冊です。
なんとヴェルディでもプレーしていた菊原志郎さんが監修。
華奢なのにスマートなプレーをする印象がある菊原さんは、割と好きな選手でした。
それはさておき…
サッカーのプレーの9割を占め、極めて重要とされるボールを触らないとき(オフ・ザ・ボール)のプレー。
本書ではこのオフ・ザ・ボールでの各ポジション(フォワード、ウイング、ボランチ、サイドバック、センターバック、ゴールキーパー)の動き方、ポジショニングを、付録DVDと誌面でイチからわかりやすくレッスンしています。
攻撃面だけでなく、守備面での動き方を掲載しているのが特徴です。
8人制と11人制両方に対応。またレベルアップ編として、スローイン、ワンツー、カウンター、コーナーキックなどの動き方も取り上げています。
ということで基本的な動きが収録されています。
DVDがあるのが、とてもわかりやすい。
まずは、動くイラストから始まります。
デモの途中にテロップも入るので読みながら視聴することをオススメします。
紙面のワンポイントアドバイスもチェックすると更にわかりやすいです。
サッカーでは各選手にとって、試合中のほとんどがボールを触らない、つまりオフ・ザ・ボールの時間帯になります。
このオフ・ザ・ボールでいかにうまくプレーするかが大切といわれ続けていますが、そのレッスン書はかなり少ないのが現状でした。
小学生レベルなどでは、そもそも与えられたポジションの位置取りであったり、役割であってり、攻守においてどんなプレー(動き)をするのかを、全然わかっていない子も多いようです。
本書では8人制、11人制両方の各ポジションの役割、位置取り、攻守の動き方のコツをたくさんの状況別に紹介しています。
プレーする選手たちはもちろんのこと、これまでは経験でこのジャンルを教えていたコーチの方々には、ご自身の指導の基準、たたき台として活用していただけます。
そして選手の保護者の方々には、自分の子どもが果たして正しい動きをしているのかどうかが、わかるようになると思います。
どうしてもボールを持っている人たちに目を奪われがちです。
ボールを受ける前の動きが勝負…
どこのスペースを利用するのかを考えながらポジションを取っていくのは重要です。
観察力と判断力も必要なわけですが、分かってくるとサッカーを楽しめるようになります。
基本として抑えておいて、後は自分流にアレンジしてみることをオススメ!
アイデアは無限大ですからね。
基本に戻りたい指導者のみなさんや選手のみなさんもどうぞ!
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