南海上にある台風の影響なのか湿度が高かった丹沢・大山の麓。
気温は下がっても汗がジワーッと出てくるような水曜日。
今日も多くの皆さんと話す一日となりました。
子どもたち一人ひとりに物語があるように…
大人の皆さん一人ひとりにも物語があるんです。
でも…
そんな物語の一面だけを見て人を評価してしまうことがあるのは残念。
「あいつは、あんなやつだから…」
なんて言葉を耳にしたことはありませんか。
それは残念ながら子どもたちに聞かせるような内容ではありません。
「あの子は、○○だからねー」
なんていような職員室での会話を子どもたちに聞かせることができないのと同じ。
一人ひとり主義主張はあるわけですから、それはそれで尊重せねばなりません。
いろんな主張があるからこそ世の中は回るんです。
「普通は○○だからなあ」
なんていうように括るのは簡単ですが、その瞬間に思考が止まる。
どこかに収まると安心するのは人間の性ですから仕方ないこともある。
でも…
その瞬間に相手を知ろうとすることもやめてしまう。
ということは…
その人の未知のポテンシャルを引き出す可能性にも蓋をすることになる。
教育の現場にいる人は、子どもたちを安易に評価することはやめた方がいい。
大人が勝手に決めた枠から飛び出ることができなくなりますから…
「一人ひとりの物語を大切に」っていうのは「どんな人も大切に思うこと」
リスペクトの原点を忘れないようにしたいものです。